壮絶な二日間

先日終えた、『花いっぱい音楽祭』。本当に貴重な貴重な、素晴らしい経験をさせていただきました。


ただ、やはり相当な忙しさと、そしてプレッシャーとの闘いでもありました。後々、こんなに頑張ったなぁ〜と自分で読み返してみたいので、赤裸々に記録します。かなり長文ですがご容赦を(^^;)


今回は夫もこのコンサートの舞台監督として任命されていた為、コンサート前日のリハーサル中と、そして当日の間、娘2人(5歳、0歳)の面倒をどうするか?問題から始まりました。

近くに住むのは私の母のみで、土日も働いている為、日中は預けられません。

加えて長女の土曜の習い事の授業参観も重なったり、保育園の休日保育時間の変更を忘れてしまっていたりという悲劇…(*_*)


色々な選択肢を夫婦で考えた結果、このようなスケジュールで動きました。


・前日リハ①(14:00〜)2人連れてリハーサルへ。フルート二重奏の間は夫が娘達の対応。

・その後、長女の習い事の授業参観へ(15:45〜)。終わり次第娘2人を自宅へ。祖母に来てもらい、娘達を見てもらう。

・前日リハ②(18:00〜)再び会場へ。その後帰宅し、娘達のお風呂などなど。


・当日朝(5:00〜)次女授乳長女のお弁当作り&自分の化粧朝食準備次女離乳食などなど、、

9:00、娘達を保育園へ。その後会場入り。

10:00からランスルー。14:00本番、16:20終演。

・娘達は16:30に祖母が保育園へお迎えに。その後17:00頃、私が引き取りに行く。


以上でした。

0歳の次女のお世話だけでも色々大変な時期なのに加えてこのスケジュールの二日間。本当に大変でした。


特に当日朝は、早起きの次女のお世話をしつつのお弁当作りと自分の舞台用ヘアメイク(いつもの3倍時間がかかる!)。そして家族の朝食を作り、次女の離乳食をあげ、そろそろ保育園へ送って会場に行かねばというタイミングで、急に私のお腹に異変が。トイレから出られなくなる緊急事態が発生しました。

ストレスでよくお腹を下す私なのですが、なんと当日の朝、出発前というタイミング。


急遽保育園への送迎は夫に代わってもらい、トイレで身体が落ち着くのを待ちました

痛みに耐えながら頭の中で、

10時からのランスルーに間に合うのか?これから演奏出来るのか?代役をたててもらう?

など、グルグル考えが巡りました。

暫くして何とか動けるようになったので、急ぎ会場へ。ランスルーにも無事間に合いました。


前日からひたすら忙しく、必死に動くのみでしたが、育児の忙しさと、そして大勢のお客様を前に演奏する事へのプレッシャーとで、身体もついに限界を迎えたようでした。


昔から、演奏する事自体への緊張よりも、責任を果たすべくのプレッシャーに弱い私。

今回の音楽祭は多彩なプログラムでしたから、お客様はフルート、クラシックが好きな人ばかりではありません。

演奏をどのような気持ちで聞かれるのか?楽しんでいただけるのか?受け入れていただけるのか?という不安で、心がいっぱいでした。


本番が始まり、入場した瞬間。大勢のお客様の拍手を受け、精一杯やるしかない!!と、スイッチが入りました。私の不安は関係ない。ここに来てくださったお客様全員に、少しでも多く演奏を楽しんでもらえますように。その願いを込めて演奏に没頭しました。


演奏時間までの間、スタッフの方や共演の方達に話を聞いてもらい、心配もおかけしましたが、皆さんからの温かい言葉に支えていただき、本番は無事に演奏する事が出来ました。

今回ほどギリギリのタイミングで体調を崩すことはなかったので、本当に焦りました。舞台袖で、夫も、私が吹きながらいつか倒れるんじゃないかと、ヒヤヒヤしながら見ていたそうです。


本当に本当に大変さと不安でいっぱいの音楽祭でしたが、無事に終える事が出来、良かったです!!

長々とお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m