偉大な作曲家に触れて

先週末は、リリックホール開館記念コンサートで、プッチーニの二つのオペラをハイライトで演奏いたしました。
ハイライトとはいえ、1時間ずつ、本格的にオペラを演奏させていただくのは、私にとって初めての経験でした。初めてのオペラが、オペラの巨匠プッチーニの作品。本当に光栄な、貴重な経験となりました。

本来50人以上の編成で組まれるオーケストラですが、今回の人数は15名。管楽器はたったの4人。本来の楽譜には無い音を、指揮者の先生が加えたりと、足りないパートを補い合いながら臨みました。
2時間の公演を終えた頃には、頭も身体もヘトヘトで、しばらく動けず。こんなにも体力と集中力を使うものかと驚きと、これを常にこなすプロの皆さんは本当に凄い方々なのだなと実感。
大変さもありましたが、それ以上に楽しく、深い、深い、オペラの世界。作品の勉強の仕方や、演奏の仕方、自分の役割など、様々課題を見つけるきっかけを頂きました。

楽屋でメンバーの1人の方が言われた言葉『やっぱり作曲家は天才だよね』と。
音の全てに意味があり、意思があり、成り立つ世界。私も全く同感です。偉大な巨匠の世界に触れさせていただき、本当に光栄な経験でした。

大勢の方々にお越しいただき、感謝申し上げます。