練習は毎日の繰り返しが一番

今月から小学生の生徒さんがフルートを習いに来てくれています。自分はフルートを知りもしなかった小学生。このような時期から楽器に興味を持って習いに来るだなんて、とても素敵な事だな、と思います。

フルートを初めて吹く時に誰でも経験する最初の壁は、やはり『自分で楽器を構えて音を出せること』と思います。しかもまだ手指の細い小学生。頭部管の曲がった幼児用フルートを使っても、やはり楽器の重さを支えるには慣れるまでなかなか苦労するものです。

初回のレッスンでその生徒さんに、「練習したらノートに印をつけようね。次のレッスンまで、毎日印をつけて先生に見せてね」と伝えて迎えた次のレッスン日。その生徒さんは、本当に1週間毎日、練習をして、印を付けたノートを見せてくれました。
そして、たった1週間で自分で音を出せるようになっていました。本当に本当に、素晴らしい!

やはり、練習は毎日コツコツ、が最も効果的。まとめて1時間の練習より、毎日5分の積み重ね。
特に初心者のうちは、楽器に触れる回数を重ねる事で、持ち方や唇の感覚が掴めますから、練習回数の積み重ねがとても大切です。

大人はそれが理屈で分かりますが、幼い子には理屈は通じませんから楽しく上手に習慣づけていく事が必要。そして親御さんのご協力も必須です。
楽しく毎日コツコツとフルートに触れて、仲良くなってもらい、自分の大切な相棒のように感じてもらえれば、必ず成果がついてくるでしょう。

私も毎日10分のピッコロで基礎練習、を続けて1週間。間隔を空けて吹いていたころと比べ、自分でも驚くほどにどんどん吹きやすくなっています!やはり練習はコツコツと、積み重ねが一番だな、と改めて実感しました。