ディズニー音楽とフルート

『ホール・ニューワールド』『美女と野獣』『星に願いを』など、ディズニー映画で使われている音楽は、名曲揃い。フルートでも一度はディズニー音楽を吹かれた事がある方が多いのではないでしょうか。

今日のとある生徒さん、高齢の男性の方ですが、ディズニー音楽をとても楽しそうに吹かれていました。「こういう曲もお好きなのですね?」と私がお聞きすると、「うん、やっぱりいいね、ディズニーの曲は。音楽にのって吹けるというか。」

音楽にのる、というのがまさに今日のその人の様子にピッタリな言葉だなと思いました。頭で音を理解するだけでなく、心や身体が、音楽にのる、ということ。

また別の生徒さんは、9/8拍子というちょっと難しい拍子に苦戦中。頭では音価を理解していてもどうしてもリズムがメトロノームにはまらないと相談されたので、フルートは持たずに声で歌ってみることに。その後再びフルートで吹くと、「あ、このリズムが私は変でしたね!」と、ご自身で気がつく事が出来ました。

音楽にのるという感覚は独特のものですが、生徒皆さんそれぞれに少しずつ経験を重ねてもらい、その楽しさを味わってもらえたら素敵だなと思います。


写真に使わせていただきましたのは少し前に出版された、ディズニーのフルート楽譜、前田綾子さんの編曲のものです。コンサート・レパートリーと銘打っているだけあり、かなりハイレベルなアレンジでびっくりしました。いつか演奏機会があれば吹いてみたいです♪