空間をイメージして

来週に迫ったsandoコンサートに向け、ピアノの梨本さんと合わせをしてきました。
フルート名曲探訪というテーマの今回、フルートの名曲の一つである『ハンガリー田園幻想曲』を演奏します。
一年前、梨本さんとコンサートで演奏したレパートリーです。
一年前と今回と、演奏する会場が違うのですが、大きな違いの一つが、残響。
来週演奏する朝日酒造エントランスホールは、残響が5秒以上。コンサートホールでは体験できない長さです。

演奏会が近づくと、必ず『空間』をイメージして練習します。その会場に立っている自分、立ち位置から見える光景、音の響き。
『ハンガリー田園幻想曲』は即興的なフレーズが多い曲ですので、空間ががらっと変わるのであれば、演奏の仕方も変えてみたくなりました。
梨本さんとも、そんなすり合わせをして、来週会場でのリハーサルをするので、実際に会場で吹いて、どのように吹くか考えよう、となりました。

同じ曲でも、演奏する場所、空間が違うのであれば、吹き方も変えていきたい。
お客様の耳にクリアに、曲の良さを伝えらるのはどんな表現になるのか。
時間も限られてきましたが、空間のイメージを大切に、曲の仕上げにはいっていこうと思います。