舞台に立つ人が偉いわけではない

先週、私の先生のコンサートがあり、スタッフを務めました。本格的なコンサートのスタッフを務めるのは久々で、またコロナ禍ということもあり感染症対策が必要でバタバタとする1日でしたが、無事に終わって安堵しました。

一緒にスタッフを務めた先生や、聴きに来てくれたお客様から、可愛いお菓子をいただきました。出演者ではないのに差し入れをいただくなんて恐縮でしたが、とても嬉しかったです(^^)

今年に入り色々と思うところがあり、気持ちの整理もしたく、ある方にお会いして色々と話を聞いて頂きました。その方の仰る事にはいつも学ばせていただくのですが、特に印象的だった言葉、『舞台に立つ人が偉いわけではない。舞台設営の方々、メイクさん、衣装の着付けさん、受付さんなど、支えてくださるスタッフの方の協力があって、一つの舞台が成り立つ。スタッフさんへの感謝を忘れてはいけない』ということ。

私が一般職からフルート奏者に転職し始めた頃、舞台で演奏を頑張る事しか頭になく、スタッフの方への御礼を欠いてしまい、大変失礼な振る舞いをしてしまった事がありました。
演奏の機会をいただける事は光栄ではありますが、決して自分1人の力では無い。支えてくれるスタッフや仲間がいてくれるからこそできる事。
舞台で演奏する時にはこれまで以上にスタッフの皆さまに感謝の気持ちを忘れずに接していこうと思いました。

明日はヴェントディムジカの代表である永井優子さんのリサイタル。こちらもスタッフとしてお手伝いさせて頂きます。素晴らしい公演になるよう、またお客様が安心して楽しんでいただけるよう、明日も精一杯努めたいと思います。