聴いてくれる人がいるからこそ

録画していた某交響楽団の演奏会、見てみるとやはり無観客での開催でした。客席に人影のないコンサートホールを見ると、リハーサル風景のように感じてしまいます。
ある演奏会のリハーサルでメンバーから言われた一言「この旋律をお客に絶対に覚えて帰ってもらう!くらいの気持ちで演奏しようよ」
またある時、ゆったりとしたpの旋律を吹いていると、コックリコックリと気持ち良さそうなお客様。よーし、次のフレーズで起こしてやるぞ…と、意気込んでffを吹く。
目の前に聴いてくれるお客様がいる事で、会場の空気感はガラッと変わるし、自分にもより一層、伝えよう!という思いが生まれる。
演奏会は奏者とお客様、双方が居てこそ成り立つもの。
とはいえ、無観客開催を余儀なくされる現状は、本当に心苦しいものがあります。

1日でも早く、一人でも多くの方が、お客様の前で演奏したり、自由に音楽を聴きに行けたり、そのような日々が戻ってきますように。

来月はクリスマス、そして年末。明るい気持ちで年末年始を迎えたいです♪