今年を振り返って

今年最後の演奏は、ソプラノ佐藤晶子先生とのクリスマスコンサートでした。
歌心のある演奏とは、どういうものなんだろう…と探求した一年でしたが、声楽の演奏を聴くと、これぞ【歌う】ことなのだな、と実感しました。
4月にマスタークラスでレッスンを受けたデイヴィス先生が仰った言葉『フルートを吹く人、になりたいのか、演奏家、になりたいのか』を思い出しました。
フルートを吹く事は大好きですが、フルート演奏を通して、自分が伝えたい事、表現したい事は何なのか。それを明確に持ち、お客様に伝えられるようになりたいな、と思います。

また、今年は生徒が初めてリリック・ジュニアフェスティバルというイベントに参加しました。自分の演奏を大きなホールでお客様に伝える事、ハーモニーの中でメロディを歌う事。伴奏の瑠美先生をはじめ、様々な先生方からアドバイスをいただきながら生徒と共に一曲に向かい合った半年間は、自分にとって大変勉強になりました。

4回目を迎えた発表会、初参加の生徒さんも5名おられましたが、緊張しつつも皆さんとても良い演奏をされていました。毎年着実にレベルアップし、楽しんで演奏される姿を見ることができ、私にとっても本当に嬉しい日でした。

ボランティア演奏に伺った病院からは感謝状をいただきましたが、自分こそたくさんの方に感謝状を送らなければならない立場です。
様々な方と演奏の機会をいただき、音楽を通して素敵なご縁をいただいた一年でもありました。

来年も皆さまへの感謝を忘れずに、少しでもいただいた分のお返しができるよう、精一杯頑張ります。